日常生活の中で何かを習慣にするというのは、簡単なようで難しいものです。
だからこそ、いろいろな方法論があり、それに関連するウェブサイトやブログ、書籍や動画等々、いろんな人がいろんな方法を試しています。
今回は、僕が実践して成功している、ゆるい習慣化の方法を紹介したいと思います。
おそらく、方法が合う合わないというのが個人個人であるでしょうから、これもひとつの方法として、試行してみることをぜひおすすめしたいです。
あくまで、日常生活の中に上乗せしてやりたいことを習慣にする方法として紹介していますので、絶対やらなきゃいけないけどできていない、ということには向かないかもしれませんのでご注意を。
絶対やらなきゃいけないのにやっていないのは他に原因がありそうなので、別の改善を考えた方がいいです。もしかしたら、やらなくていいことをそう思っているだけかもしれないし、自分に最適な方法になっていないだけなのかもしれません。
それでは、僕なりのゆる習慣化の方法とゆる習慣化に必要な3つのマインドを紹介します。
いちおうお断りしておきますが、僕が個人的にうまくいっているやり方、というだけですので、これを読んでくださったどなたかの参考になれば嬉しいです。
ステップ1:まずはリマインダーアプリの大きなウィジェットを表示させる
個人的な内容も含まれるのでぼかしを入れさせてもらっています。
いろんなアプリがあると思いますが、基本的に自分が使いやすい・見やすいと感じている好きなアプリでいいと思います。
アプリストアで検索すると、リマインダーだけでなくToDoリストとかでも同じように、ウィジェットとして大きく画面表示することができるものもありました。
参考までですが、僕はiPhoneを使っていますので、iOS標準のリマインダーAppを使っています。
ステップ2:次に、習慣化したいことを繰り返し項目として登録する
次のステップとしては、繰り返し項目として登録することです。習慣化したいことなので、必ず設定しておきましょう。
習慣化したいことはたくさんあると思いますが、それぞれどのくらいで繰り返したいのかという頻度設定がありますよね?
例えば、3日に1回は絶対に走りたい、筋トレをしたいとか、毎日読書をしたいとかですね。
それも含めて、リマインダーに登録します。
何時になったらやりたい、というような指定がある場合は、時間も入れた方がいいかもしれません。夜寝る前くらいの時間帯にストレッチをしたいなら、その30分前にストレッチという項目を作る、とかですね。
というか、ステップ1と2はどっちからでもいいですね。
ステップ3:実行し、完了させる
次のステップは、実行です。実行したら、リマインダーの項目を完了させる。それだけです。
自動的に次の実行タイミングにリマインダーの項目は移動します。
ね、簡単でしょ?
ゆる習慣化のための、3つのマインド
方法は簡単ですが、習慣化するということは難しいものです。実際、何度も挫折していろいろな方法を試して、習慣化の方法マニアみたいになってる人もいるんじゃないかと思います。
習慣化するためには、習慣化のためのマインドが必要です。10以上のゆる習慣を1年以上継続できている僕が気をつけていることを3つ、ポイントとしてお伝えします。
マインド1:「なれたらいいな思考」
1つめは、「なれたらいいな思考」です。
習慣化「したい」ことの奥には、こうなりたい!ああなりたい!という理想の姿があるのではないでしょうか。まずはそれを具体化してできるだけ詳細に思い描きましょう。
習慣化というと、「○○すべきだから、××をしなければならない」というように考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
べき、という言葉は自分を縛り付けてしまいます。べき思考で考えてしまうと、自分自身がやりたくてやっていることにも、どこか義務感や責任を感じてしまい、辛くなってきてしまいます。
そこで、ありたい姿を思い浮かべる「なれたらいいな思考」にチャレンジすることをおすすめしたいです。
なれたらいいな、というのはゆるく思えるかもしれませんが、これはいわば『7つの習慣』でいうところの「終わりを思い描くところから始める」と同様のことなのです。
なれたらいいな、という考え方は、自分を縛り付けにくいものです。理想の形はある程度思い描いても、今の自分とのギャップを感じて落ち込んでしまうことも少なくなると思います。
子どもの頃、こんな風になれたらいいな、という風に夢を思い描いた経験がある方が多いでしょう。大人になっても、そんな感じでいいと思いますよ。
リマインダーの完了チェックを入れるときにも、今日はこれだけ進められて、なれたらいいなの姿に少しでも近づけた!やった!と考えることが重要です。
冒頭に、できるだけ具体的に詳細にと書きましたが、ほんわりとした感じのイメージでも大丈夫です。僕も全部を全部、具体的に思い描けているわけではないですし、途中で止めることもあります。
要するに、こうなれたらいいな、という終わりのイメージを持つことが大事、ということです。
マインド2:無理に実行しないで、自分を許す
2つめのポイントは、「無理に実行しないで、自分を許す」です。
習慣化するぞ!と意気込んでいると、いつの間にかいろんなことを詰め込みがちになってしまう、という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな風にしていると、毎日の習慣がとても増えてしまって、現実的に無理が生じてきて、全部できてない自分はダメだ、と思ってしまうかもしれません。
そもそも「やらなければならない」ことなのであれば、習慣化するまでもなく実行されていなければいけないのです。そうなっていないということは、本心ではどこかやりたくない、つまらない・・・と思っていることなのではないでしょうか?
もしそうであれば、無理をしてしまっていることになります。簡単なことであっても、無理をすることは続きません。たとえ続けられたとしても、どこかで限界がきてしまうことになるでしょう。
そういうことはひとまず止めてみてはどうでしょうか。抱えている仕事や日常の進行に問題がないならば、実際は不要だったという判断ができますよね。
それでもやっぱりしなければならないということはありますよね。そういう種類のことは、自分にとって重要度が高いことでしょうから、何かを変えてやる必要がありそうだと気づけます。
重要度が高いものは優先度を上げて取り組むということに移行できますし、止めても差し支えないものなら、頻度を落としてみるとか、少し抽象度を上げて似たような結果にたどり着けそうな他の方法を試してみるとか、クリエイティブさが生まれてきます。
そんな感じで、自分を許して行きましょう。これは、自己肯定感を無意味に下げない習慣にもつながってきちゃいます。
マインド3:ミニマムのOKラインを限界まで下げる
3つ目のポイントは、「ミニマムのOKラインを限界まで下げる」です。
どういうことかというと、例えば僕の場合はジョギングを習慣にしていますが、天候や体調でどうしてもできないという日があります。
そんな日には、「家の中でジョギングの姿勢をとって、ちょっとだけ往復」というのをジョギングしたということにカウントして、OK!という感じにしています。
いや、そんなのジョギングのうちに入らないじゃないか、と思われるかもしれませんが、僕の考えではこれもジョギングです。だからOKで、チェックを入れて完了にします。
もちろんそのまま1kmとか2kmとか、往復し続けることもあります。そのときはもっとOKなのです。それならジョギングしたことになりそうですよね。
このことは実は、自分の中にある思い込みに気づいて、修正する作業でもあったりします。
「こうあらねばならぬ」というストイックな考え方で、物事が継続できる人はとてもすごいと思います。でもそうではない人もいます。僕は後者です。
だから自分で考えて、自分の中でのOKラインを決めてあげればいいんです。他人と比較する必要は全くないです。だって、その習慣は自分がやりたいことじゃなかったんでしたっけ?
これを読んでくださった皆さんも、ぜひミニマムラインを自分が許せる限界まで落としてみることを実践してみてください。
ゆる習慣化でラクして生きる
今回は、僕が実践しているリマインダーを使ったゆる習慣化のコツと、ゆる習慣化のためのマインドをまとめてみました。
日常生活の中で、自分でもいろいろやっているな〜、ちょっとやりすぎているかもな、と思うことはあります。が、別にそれでもキツくなっているわけではないので、それでいいと思っています。
習慣が続けられないという人は、ゆる習慣化をぜひ参考になさっていただければ嬉しく思います。
ただ、重要度の高いものができないという場合は、別の方法を試した方がいいかもしれません、ということは最後に書き添えておきます。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。へば!!
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