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お金のことが心配だったのでFP3級を受けてみました。FP3級はお金の基礎知識を学ぶのにぴったりな、実用的で簡単なみんなにオススメの資格です。《資格取得のススメ》

お金関係
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こんにちは、むにおでございます。2022年もあと少しで1ヶ月が過ぎようとしていますが、いかがおすごしでしょうか。

今回は、FP3級試験を受けてきたので、そのことについて紹介します。

勉強時間はどのくらいかかったのか。またテキストはどんなものがいいのか。効率の良い勉強法は、などなど、資格試験を受けるにあたってはいろいろな疑問が生じますよね。

少しでも、FP3級の受験を考えている方のお役に立てると嬉しいです。

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FP(ファイナンシャル・プランナー)とは?

black calculator near ballpoint pen on white printed paper
Photo by Pixabay on Pexels.com

FPとはファイナンシャル・プランナーのことです。FPの資格を持っている人を「FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)」と呼んでいます。

ファイナンシャルプランナーとはその名のとおり個人や法人の資産設計などを仕事としてする人のことです。金融機関で働いている人や、保険業界の人、不動産業界の人などは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

https://www.jafp.or.jp/aim/fptoha/fp/

受験のきっかけ:相続のことがわからなかったこと

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身内の不幸がありまして、その時に相続財産のことでわからないことがたくさんあったんですよね。もちろんたくさんあるわけではなく、非課税枠に収まり切る程度しかなかったわけですが、それでもどこが課税対象になって、どこが非課税で、何が対象で何が対象じゃないのか、など、まるっきりわからない状態でした。

小中高と社会科目(政治経済)はわりと得意だったほうではありましたが、「お金」にフォーカスして一般教養を得る機会ってあんまりないですよね。おとなになってから、マネーセミナーに参加したり、保険に入ってみてから、やっと意識の上に、「自分のお金をどうやって管理していくか」ということが出てくるという人が大半なんじゃないかと思います。学校教育の中で、もっとお金の運用管理(貯める・殖やす・守る、など)を学ぶ機会があってもいいんじゃないか?そんな日本社会ですから、YouTubeでお金関係や投資関係のチャンネルが流行ったりするんですよね。

地元にいる親族関係や友人関係にも税理士とか司法書士とか、もしくは保険関係のお仕事している人がいなかったのもあり、それなりの人に依頼するにしても、自分である程度の知識を持っておかないと言いなりになってしまうなと思いました。それで、ファイナンシャルプランニング試験の受験を決めました。

そんなわけで、動機が固まったのでまずは書店に行ってFP3級の参考書をパラパラと見てみました。

FP3級は独学で問題なし。テキストはぶっちゃけどれ使っても一緒だと思う

資格試験のテキストはいろいろな出版社から出ていますので、自分がとっつきやすいなと感じたテキストを選んだらいいと思います。この作業は最終的にネットで買う場合にも絶対やったほうがいいです。自分にとって読みづらいテキストでは学習がしづらい、停滞する原因になります。

また、問題集を選ぶ際には下記のポイントがしっかりしているものを選択するとより学習効率が良くなると思います。

テキストを選ぶポイント
  • 科目タイトルページが送り側になっている → テキスト分割しやすい
  • 問題解説が初見でもわかりやすい → ポイントとなる頻出論点が掴みやすい
  • 問題解説に参考書の参照ページがちゃんと書いてある → 復習しやすい
  • 用語集が充実 → 検索性が高く、ポイント確認がやりやすい

僕の場合は絵柄が可愛かったりユーモアがあったりというのがいいなと思ったので、FP3級ではマイナビの参考書を使いました。

マイナビの参考書のメリットとしては上記の通り非常に取り掛かりやすい感じになっているということです。かわいいキャラクターの解説や漫画などで、ちょっとクスっとくるような読みやすいテキストになっていると思います。それでいて、当然必須ポイントは抑えられつつ、語呂合わせなどもちょっと変で記憶に残りやすく、「イメージで覚える」のとおり、イメージしやすいようにできています。

また、問題集が巻末についているため別途買う必要がなく、リファレンスしやすいのがいい点だったと思います。論点確認がとてもしやすかったので、スムーズに学習を進められました。

そして監修されている小田博隆さんはYouTubeチャンネルを開設していて、そちらもなかなかユーモラスな感じで良かったです。へんなダジャレみたいな語呂合わせや、全く関係ない話も出てきますけど、それはそれで楽しめるような感じです。心に余裕が生まれるというか。変なところで記憶に残るので非常に助かりました。

おーちゃん【1級FP技能士】TV【小田博隆】
マイナビ出版わかる受かるFPシリーズ企画学研資格パスFP講師アガルートFP講師関西学院大学商学部卒業楽しくなければ勉強も運動も上手くいかないと思ってる人間です。無名地方FPから皆様のおかげでここまで!某企業に裏切られショックですが負けません...

一方デメリットとしては、「古い過去問論点が全部書いてなかった」というところでしょうか。頻出であったり、基礎の部分は確実に押さえられているので問題はありませんが、ちょっと深堀りしようとするとインターネットで検索しないとわからない点がありました。そういった部分は思い切って捨てても合格ラインには達せるのではないかとは思いますが、個人的には気になった点ではありました。

(文章にしていて思ったのですが、このあたりはいかにも完璧主義っぽい感じですね・・)

またマイナビの参考書はもう一点、科目ごとのテキスト分割がしづらいのが難点です。1科目のタイトルページが、前の科目の最後のページの裏から始まっているので、全部をバラバラにしたい方にはオススメできません。僕は次回は別のにしようと思ってます。

結果的には合格点を確保できたのでよかったです。

僕なりの勉強法

付箋を貼ったテキスト。これは2回目が終わった後。
僕の勉強法(ご参考まで)
  1. テキストをさらっと通して読む(ふ〜ん、そうなんだ、へぇ〜くらいの軽い気持ちで)
  2. 問題集を解いてみる。当然まともに解けないがそれでいい
  3. 間違った部分、あいまいだけど合っていた部分を中心にポイントを復習しながら、論点ノートを作る
  4. 間違った論点は、該当ページに「ふせん」をつけていく
  5. YouTubeでFP試験解説動画を適当に見る
  6. 「ふせん」の箇所に特に注意して、もう一度テキスト全体をじっくりみていく
  7. 問題集をもう一度解きながら、○は正しい理由、×は誤りの理由をすべて書きだしてみる
  8. 間違った部分を復習、論点ノートを見直し
  9. 過去問道場や問題集などを解きまくり、ブラッシュアップ

こんな感じです。1週間前にはどんな問題でも瞬殺、正解率は8〜9割程度まで上がっていました。

テキストは読みながら書き込みをしていってもいいと思います。記憶に定着させるには、やっぱりアウトプットが必要になりますので、書く、読む、イメージ図を書く、問題を解く、などいろいろ組み合わせていくといいです。僕は凡人中の凡人なので、問題集を解いてから論点ノートを作って、とにかく手を動かして体にも覚えさせるというところをやりました。

特に、リスクや不動産などの科目で、イメージできるように表や図をまるごとかけるようになっていたのは強みになったと思います。

また独学に自信がない人は大手資格教育会社の通信教育や、最近ではYouTuberの方もコースをつくっている方もいるので、そちらで知識を補完してもいいかと思いますが、3級程度ならそこまで費用をかけて受験する必要があるのかどうかというのは疑問です。仕事で必ず取らなければいけないなどの事情がある方はもちろん確実な手を打ったほうがいいでしょう。それでも自分で勉強する時間を確保して取り組むのは必須ですけどね。だって、なんといっても自分で考えて実行したこと以外は身につかないですからね。

直前は過去問道場で追い込む

試験会場でも過去問道場をやっていました。この時点でほぼ間違えない状態になっていますが、それでも最後までアウトプットを続けて論点を押さえ続けていきます。

FP3級ドットコムさんの過去問道場はほんと神です。FP2級でも使わせていただきます。よろしくお願いします。

FP3級ドットコム - 過去問題を徹底解説

科目、難易度、年度ごとの過去問が1問1答形式で、かつ解説も充実しているので、使わない手はありません。問題をとにかく解きまくって、追い込んでいきましょう。

それでも全ての論点を押さえきれなかった

ただし、FP3級では合格点が6割です。6割取れる実力があればギリギリ合格できるので、過去問道場で科目で8割以上取れていれば合格点は取れるはずです。

過去問道場やってるときはNetflixで大門未知子を見ながら解いてました。(ぶっちゃけあのドラマってそんなに集中して見るところがないので・・・)

そんな感じで気楽に論点確認と弱点克服をしておけばOKです。通勤時間とか昼ごはん食べながら、トイレ中とかお風呂でもとにかくスキマ時間にチャチャっと解いていくだけでも結構な積み重ねになります。

それでも、試験本番で判断に迷う問題はいくつかありました。でも、そんなのは答えられなくても大丈夫なのです。6割取れればいいので。

僕の最終データはこんな感じでした↓金融、タックスはどうも苦手っぽい気がします。2級のときさらにはっきり現れるのだろうか。株式投資とかやったらダメなタイプか。

過去問道場で模擬試験も作成できるので試験1週間前をめどにやってみよう

あくまで過去問ベースにはなりますが、模擬試験の形式でPDFを出力できますので、試験1週間くらい前にこれを印刷して本番さながらに解いてみるのがオススメです。これで8割以上の点数が取れていれば、基礎はほぼできていると考えて良さそうです。本番でマークミスとかしなければ合格できる実力がついていると思います。

新規論点などは正直わからんので、捨てても大丈夫なように、土台の部分をガッチリと武装していきましょう。

勉強時間の目安

ポモドーロタイマーのアプリを利用して、毎回の勉強時間を記録していたので参考まで書き残しておきます。

合計で72時間20分。記録できていない試験会場でのアプリでの問題演習を含めると、73〜4時間くらいですかね。そりゃ、満点近く取れるわね。

毎日コツコツやっていたので、かなりの勉強時間になっているように見えると思いますが、お風呂で動画見たり、ドラマ見ながら過去問解いたりなどの時間もテキトーに時間に加えてしまっているので、本当にあくまで参考です。このくらいやれば満点も取れるって話です。かしこのみなさんなら、こんなにやらなくても合格点を効率的に取っちゃうんでしょうけど。

実際、6000円の試験費用とテキスト代+コピー代などもかかっているので、取れるかどうかわからない状態にはしたくないという思いもあり、結構な時間を勉強に割いていました。冬だったし、他にやりたいことも多くはなかったというのも増えた原因です。暇があったらテキスト触ったり過去問やったりしてましたので。

別に仕事で使うわけでもないのですが・・・生きていくのには役に立ってくれるんじゃないかと思います。

だいたい3ヶ月前から申請可能になりますが、申請後しばらくして試験1ヶ月前くらいからぼちぼちやっても間に合うんじゃないかと思います。1月受験だと年末年始からガッツリと取り組めます。

(試験会場で「俺は10時間も勉強してないけど」みたいなことを大声で言ってた人がいましたが、そういうのはかっこ悪いのでやめた方がいいと思います。彼が受かったかどうか?God Knowsですね。)

おわりに

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上記の通り勉強した結果、自己採点ですが日本FP協会のほうで学科56/60点、実技100/100点を取ることができました。やっただけのことはしっかり取り返せたなという感じ。

合格通知はまだですが、マークミスがなければ合格は確実なので、2級の勉強を始めていこうと思っています。4ヶ月もあれば楽勝でしょう。

ただ満点を目指す必要はないです。ちょっとやり過ぎた感は否めません。ぶっちゃけ半分くらいにして、他のことに時間を使っても良かったかもしれません。1週間くらい前に1回、本番さながらに模擬試験をやってみて、確実に8割以上を正誤判定できていれば、FP3級は合格できると思います。

FP2級まで取るつもりであれば、FP3級試験範囲の基礎知識は9割押さえておいて損はないはずなので、僕はそこまでやりました。FP2級まで取れたらFP1級を取れるようになりますが、FP1級の取得には実務経験が必要になっています。現状では受けられないので、自分のキャリアと相談してどうするか考えようかと思います。

タイトルにも書いたとおり、お金の基礎知識をしっかりと学べて、実生活に役立てるよい資格だと思いますので、例えば株式や公社債の投資に興味がある、保険商品や税金などの仕組みが知りたい、家を買うときに見るべきポイントや税金がどうなってるのかなど、生きる上でのお金のことを知りたいという方は、FP3級の受験を検討してみてはいかがでしょうか。かならず、知識が役に立つ日が来ます。だれしもが、遅かれ早かれ。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!へば!

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