コロナウイルス感染症が猛威を奮った夏以降、ワクチン接種が国民に行き渡った結果、いったん沈静化した2021年12月。どうしても行ってみたいアーティストのライブがあったので、人生で初めてのライブハウスに行ってみました。
ライブハウスといえば、感染拡大期には非常に打撃を受け、店じまいしてしまったところもあると聞きます。一時期やり玉に挙げられて色々言われていたので、どんな感じなのか知りたかったという点も動機としてはありました。
結論から言うとニューノーマルでのライブハウスは感染予防対策がしっかり取られていて、安心してライブを楽しむことができましたよ。
どんな感じだったかレポートします。ご参考まで。
はじめてのライブハウス
ライブハウスというものは自分には全く縁がないものと思ってきました。音楽を聞くことは好きでしたが、生で見たいという衝動が起こるほどではなかったというのと、そこまでして熱狂的に応援したい気持ちもなかったというのが理由。
それに加えて、ライブハウスの画像など見ますと、大混雑しているし、モッシュなる儀式でもみくちゃ、人と人の肌がふれあい・・・というのが無理。無理無理。絶対無理。と思っていたのでした。
しかしです。コロナによって潮目が変わったのです。収容人数は50%程度に制限、ソーシャルディスタンスを保ち営業再開。これなら行けそう。ということで、絶対行ってみたいアーティストのワンマンライブがあるのを見つけて、すぐに申し込みました。
結構人気らしく抽選だったのでヒヤヒヤでしたが、当選したのでいざ、いろいろと調べて武装して行くことにしました。
自分なりに気をつけたこと
事前にかなり知識武装して行ったんですが、正直コロナウイルス感染症拡大以前の記事が上位に出てくるのであまり役に立たなかったところがあります。基本的な部分はもちろん参考になりますが、ニューノーマルな状況下ではちょっと外れているのでは?という部分もありました。こうしてレポートに残しておこうと思ったのもそれが理由でもあります。
以下は僕が個人的に気をつけたことです。なお僕が行ったライブハウスは恵比寿にあるLIQUIDROOMというところで、スタンディングのライブでした。
家を出る前に検温
基本的なことなので忘れてしまいそうですが、家を出る前に体温を測り、熱がないことを確認してから行きました。
今回のコロナウイルス感染症拡大が始まってから、ほぼ毎日のように体温を測る習慣がついていましたが、特別な場所に行くときは改めて検温していくことにしています。
熱があったら行くのはやめて、自治体のコロナウイルス相談窓口に相談して病院等に行ってくださいね。
いらない荷物はロッカーに入れると安心
コインロッカーはまあまあ数があり、入場前にもたくさんありましたし、入場後のステージ入り口の部分にも50くらいありました。料金は400円だったと思います。
スマホと、ドリンク代と少額を入れておいた別財布だけポケットに入れて入場待ちをしてました。
あとにも書いていますが、ぶっちゃけロッカー使ってる人は少なかったです。ニューノーマルのコロナウイルス感染症対策ガイドラインによって空間に余裕があるので、以前は常識だったマナーや盗難対策に変化があったものと思われます。もしくは、出演アーティストによるのかもしれません。
トイレは済ませておく
ライブ中はトイレに行くのが困難です。なので、先にトイレに行っておいたほうが懸命です。収容人数50%と言っても、それなりに人間はいます。出るのも困難ですし、元いた場所に戻るのもなかなか難しいです。
トイレが心配な人は、トイレに行きやすいように入口付近に場所を確保しておいたほうがいいかも。
なおドリンクはライブが終わった後にも交換可能です。ライブ中に飲むよりは、後でもらったほうがいいかもしれません。トイレの心配もありますが、コロナウイルス感染症への予防対策としてもマスクを外す機会は少ないほうがいいはずです。
マスクは予備を持っていった
念の為ですが、ライブハウスを出た後に新しいマスクに交換しました。
そこまで気にしているならライブハウス行くなよ!と思われるかもしれませんが、念には念を入れた感じですね。リスクを取ってでもほしいリターンがあったのですよ。
ちなみに僕はそこそこ防御力の高そうなKF94と言われるタイプのものを使いました。3Mは産業用の安全衛生保護マスクも作っているので信頼と実績もあり、安心感があります。
出演アーティストによって客層が違うことを考慮に入れる
今回僕が行ったライブでは、皆さんお行儀がよく、静かにライブを楽しむ方ばかりでした。なので、ちょっと事前情報を入れすぎて身構えすぎてしまったところもあった気がします。
ただ、出演アーティストによっては状況が違うかもしれません。ライブといえばモッシュ・・・みたいなアーティストだと、気をつけすぎて足りないということはないと思います。
ニューノーマル下でのコロナウイルス感染症対策の状況レポ
ライブハウス等については厚生労働省のガイドラインに基づいた対策ガイドラインを業界団体が策定しており、これに則った感染予防対策を徹底的に実施した上で営業をしています。
<参考リンク>ライブハウス・ライブホールにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
具体的にどんな感じになっていたかは下記の通り。
足元に50×50cmのマスが引いてある
足元にはソーシャルディスタンス確保のために50cm×50cmのマスが養生テープで引いてあります。観客はこの枠の中に収まり、枠から出ない範囲で体を揺らすなどして楽しみます。
ちょっとソーシャルディスタンスとしては狭い感じもありますが、収容人数50%程度ですと、ステージ前の2mくらいまでは密集していましたが、それ以外の部分では隣が空いているなど、かなり余裕のある状況でした。
僕は性格上、あんまり密集したくなかったのでステージから3.5mくらいはなれた壁際に陣取って楽しみました。
荷物をロッカーに入れていない人も多かったように思います。リュックを前にして肩にかけていたりだとか、足元のスペースに置いたりとか。もしかしたらニューノーマル下では荷物が少ない場合はロッカーを使う必要はないのかもしれません。ただし貴重品の管理は自己責任なので、盗難には十分気をつけましょう。
事前の検温とマスク着用確認、手指消毒
入場開始後、番号順に検温と手指のアルコール消毒を実施して、会場に入場していきます。体調が悪く発熱しているなどの場合はこの段階ではじかれるようになっています。
ここで弾かれた場合は当日キャンセル扱いになると思いますが、キャンセル料は出ないですよね。多分。日頃から体調管理には十分注意しておきたいものですね。
ドリンクチケットはあるものの基本飲食は禁止
ちょっとここが矛盾しているところではあったなと思うのですが、ドリンクチケットはあるものの基本飲食は禁止になっています。このへんは営業上しかたないところなのかも。
もちろん、ドリンクはライブ前にももらえるので飲みながらライブを楽しむことはできますが、自分のため、周りの人のためにも極力控えたほうがいいと思いました。アルコールも提供がありました。
僕はドリンクを後受け取りにして、ミネラルウォーターをもらいました。感染リスクを抑えるためには会場を出た後に飲むのがベストかと思います。
マスク常時着用、大声禁止
当然ながら感染リスクを抑えるためにマスク常時着用。マスクで口元と鼻が覆われればマスクの素材などは何でも大丈夫そうでした。
あと大声で応援したりとか一緒に歌ったりとかは禁止です。ライブハウスの楽しみってこういうところで一緒にアーティストと盛り上がるところにもあるような気もしますが、静かに楽しむほうがベター。というか静かに楽しむのがベスト。心のなかで叫びましょう。
冬だったので意外と寒い
収容人数制限が50%で、ソーシャルディスタンスが保たれていたので、結構寒かったです。ライブハウスってもみくちゃで人混みで汗だくになるのだろうか・・と思っていたのでロッカーにコートを預けていたのですが、ヒート系インナー+長袖フランネルシャツだと逆に寒いくらいでした。
体が冷えて逆に良くなかった感じです。冷え性の人、体温が低い人などはいまのニューノーマル下ではできるだけ暖かくしておいてもオッケーだと思います。
接触通知アプリは入れていきましょう
確認されることはありませんが、自主的に接触通知アプリを入れておきましょう。もし感染者との接触があった場合に、感染拡大のリスクを減らすことに繋がります。いろいろ問題もありましたけど、細菌はまともになったみたいです。(2021年12月現在)
おわりに
↑※いまはこんなに密集しないですね。
僕はいつも行動する前に慎重に情報を集めて行くタイプなんですが、今回に限っては正直、「基本的な感染対策をして、まずは行ってみろ」というところが結論でしょうか。
上にも書きましたが、ライブハウス側もかなり気を使って感染予防対策をしているため、自分の身を守るための基本的な予防対策をしっかりしていれば、楽しめると思います。
業界的にも頑張っていると思いますので、アーティスト応援の意味も込めてしっかり対策しましょうね。くれぐれもマスク外して叫んだりとかしないでね!
今回、ほんとに行ってよかったです。やっぱり生演奏はすげえや!!全力で推すという気持ちが体で理解できた感覚になりました。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。へば!
コメント