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カタカタ音がすると思ったら・・・ウインドシールドの前側のOリングが劣化して脱落。ぴったりな汎用品のOリングを探せ《R1200GS メンテナンス記録》

メンテナンス
この記事は約5分で読めます。

紅葉時期に向けていろいろ考えていたら、避けようのない外的要因によって秋のツーリングシーズンが完全に終わってしまったよ。むにおです。

さて、前回メンテナンスから1回だけ奥多摩ツーリングに行ったのですが、アイドリング中や加速時になんだかカタカタという異音がしてたんですよね。ちゃんと手順通り組み立てたはずなのですが・・・。

そういうわけで、原因を探ったらOリングがありませんでしたので、交換していきます。この部分のOリングは汎用品でも大丈夫だと思うので、書き残しておきます。どなたかの参考になると幸いです。それではどうぞ!

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異音の調査→ウインドシールドの前側ジョイント部分のOリングがない

別の日にちょっと動かした際に、やはりおかしいなと思って異音が発生している箇所を探ってみると、なんとウインドシールドのOリングが脱落していることが判明。画像の赤丸のところです。

Oリングが脱落
このジョイント部分のOリングがない!

Oリングはゴム部品なので、どうやら劣化して脱落してしまったようです。急いで駐車スペースに戻ってあたりの地面を見てみると、古いOリングが落ちていました。完全にボロボロになっていますね。

劣化して脱落したOリング
劣化して脱落したOリング

これの交換品を探さないといけません。さて、どうしようか。

純正部品見積もりをしてみたら・・・

まずは、ひとまず純正部品を見積もりしてみます。部品はRealOEMのサイトから検索できるので、そちらから探してみると、1個$0.16のOリングでした。これなら大した値段じゃないですね。

引用元:RealOEM https://www.realoem.com/bmw/ja/select

と思って、Webikeさんで純正部品見積もりをしてみた結果がコチラ。

Webike純正部品見積もり結果
は?高すぎでは

1個約500円。さすがBMW、ってそれはさすがにぼったくりすぎだろうと思いつつ、純正部品見積もりの手間賃とかいろいろ入って最終的にこの価格になるんでしょうけど、なんとかならないものか。ねえWebikeさん。

また純正部品の取り寄せでは納期が3週間ほど掛かってしまいます。クリスマスになっちゃいますね。ブレーキとかの保安部品ではないので重要度はさほど高くないものの、このままで長距離走行すると振動で部品が割れてしまうなど、余計に出費がかさんでしまいそうな予感。

というわけで、Oリングを計測して汎用部品を探してみることにしました。

Oリングのサイズをノギスで計測

さてサイズを測るのですが、割れてしまっているのでなんとも測りにくい。太さはだいたい1.80〜1.90mmくらい、内径は5.85〜6.00mmくらいでしょうか。(画像は残せませんでした)

後で気づいたのですが反対側の崩壊していないOリングを計測したほうが良かったかもしれませんね。

RealOEMのサイズ表記も参考にした

上記画像のとおりRealOEMの表記では、6×1.8という記載があります。が、単位が不明ですし、どこのことを表しているのかもよくわかりません。が、計測結果から推測すると、太さが1.8mmで内径が6mmということかもしれません。いちおう参考にします。

困ったときのモノタロウで検索してみる

だいたいのサイズが分かったので、モノタロウでOリングを探してみます。

今回は太さが1.80〜1.90mm、内径が5.85〜6.00mm程度のOリングがほしい。ただし劣化したリングを測ったので、正確でない可能性があります。

すると似たようなサイズのOリングが2つありました。P規格のP-6か、ISO規格のA0060がほしいモノに近そうです。

モノタロウではこのような工業系部品でも1個から販売されているのでこういうときめちゃくちゃ助かります。P-6は27円/個、A0060は21円/個(2021年11月現在)でした。安い。っていうかそんなもんですよね。

発注から翌々日にはOリングが到着しました。ありがとうございます。超超助かります。

Oリングの規格は様々な種類がある

今回調べてみて初めて知ったのですが、Oリングとひとくちにいっても、用途に応じていろいろなものがあります。

Oリングの詳しいサイズは次のリンク先サイトがとても参考になりました。しかし用途別記号が多すぎでは。

https://www.morisei-kako.co.jp/product_info/size.html
https://www.monotaro.com/s/pages/cocomite/226/

※ちなみにモノタロウでもバイク純正部品を注文でき、部品番号を入れてみると20個入1200円ちょいでした。納期は2週間以上かかりますし、手に入れられるかどうかはわかりません。なおWebikeと違ってセット売りで単価60円くらいだったので、確実に手に入るならこちらでもいいかもしれません。そんなに頻繁に交換するものでもないので、そんなにいらないですけど。

取付けてみる→ISO規格 A0060のOリングがぴったり

さてウインドシールドを外して、Oリングをはめこんでみます。正直この2つの違いは肉眼ではわかりにくいです。見た感じはほぼ一緒。

実際にはめこんでみると、A0060のほうはぴったりとフィットして根本まで入りました!RealOEMの記載通り、6×1.8のOリングでしたね。単位はミリメートルで、線径と内径でした。

ちなみにP-6のほうも試してみましたが、きつくて先端までしか入りませんでした。むりやり入れられないこともないですが、内側から力がかかるのですぐ破れてしまいそうです。

というわけで、R1200GS純正ウインドシールドの前側ジョイント部のOリングは、「ISO規格 A0060」が正解でした。

ただし純正部品とは材質が異なる場合もあるので、あくまで汎用品でぴったりなものであるとお考えください。耐久性などが違う可能性があります。

こんなかんじで収まります

おわりに

今回はOリングの交換の話でした。前述のようにたいしたところではないんですが、こういった小さな変化に気づくことが意外に大切なのです。

またOリングの規格についてもいい勉強になりました。工業系の規格ってJISとISOくらいしか知らなかったのですけど、それ以外にも色々とあるんですね。

ともあれ最安・最速でメンテナンスできてよかったです。ディーラーに問い合わせたらいくらになるんだろうか。

それでは今回もお読みいただきありがとうございました!へば!

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