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数々のジオスポット、佐渡金山跡をめぐるノスタルジックなツーリング。佐渡の晩ごはんは、回転寿司弁慶で間違いないです。《佐渡島キャンプツーリング 2019-08 2日目》

ツーリング
この記事は約11分で読めます。

前回に引き続き、大型バイクで行ける離島、佐渡島でのキャンプツーリングの記録です。

今回も内容盛りだくさんになってしまっておりますが、楽しんでいただければ幸いです!

それではどうぞ!

1日目はこちら↓

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二ツ亀キャンプ場の朝

昨日から見ていますけど、やっぱいい景色ですね。今朝も天気が良くて最高の目覚めでした。虫も多くはなかったし、夜は暑すぎず快適でした。

セミの抜け殻付きすぎ問題

二ツ亀の様子を撮影している途中で、桜の木にアブラゼミの抜け殻が密集しているものがありました。そんなに必死に同じところに集わなくても…と思いましたが、ひょっとすると気候条件によってどこで羽化するのかを決めているんでしょうか。これ夏の自由研究ネタに使えるんじゃないかと思います。

時間、日照、風、湿度などなどのパラメータで調べてみるとかなり面白そうなきがします。自分でやるか。(ていうか、使い古され尽くされているネタなのではないか。)

佐渡弥彦米山国定公園(さどやひこよねやまこくていこうえん)

佐渡弥彦国定公園は、1950年7月27日に、国内で最初に制定された国定公園らしいです。同時期に、琵琶湖国定公園、耶馬日田英彦山国定公園も同時期。1981年に米山地域を加えて、現在の「佐渡弥彦米山国定公園」となったそうです。

早朝だったのもあり、フリーダム駐車できたので、大野亀をバックに写真を。

ドーン

遊歩道が整備されているので、一回りしてみました。ただ残念なことに大野亀の頂上に向かう道は通行止めになっており、残念。次回来たときには登れるのだろうか・・・?

大野亀

佐渡弥彦米山国定公園地域のみどころはやはり大野亀ですが、上でも書いたとおり登ることができなかったので、少し進んで外側から撮ってみました。

なんで亀なんだ?という話

外側から見たらたしかに亀っぽい?

多分見た目だとは思うのですが、二ツ亀といい、なんで亀なのでしょうね。名前をつけた人が亀好きだったんですかね。ちなみに、この大野亀は1枚岩でできているそうです。

じゃあ亀じゃなかったら何て付けるんだ?といわれるとなんとも言えないです。二ツ亀の方は、かろうじて犬とか馬とか四足歩行の動物が寝っ転がっているように見えない気もしない。

最も観光にいい時期はトビシマカンゾウというお花が咲き乱れる5月下旬〜6月上旬ころのようで、6月第2日曜日には「佐渡カンゾウ祭り」が開催されているようです。

6月は祝日がなく、なかなか連休が取りづらい時期ですが、いつか一度見てみたいものです。

道沿いにはひまわり畑がたくさんある

まさにひまわりの季節!ということで、ひまわりの群生地がたくさんありました。海の青とひまわりのイエローがとってもきれいです。この時期ならではの景色だと思います。

青と黄色のコントラストがきれいですね

波蝕甌穴群(はしょくおうけつぐん)

初見で読める人いるの?読めるかこんな!!!読めない!!読めないよね!?覇王翔吼拳みたいな名前しやがって。

よく見ると岩にぽこぽこと穴が空いているのが見える

こちらは結構な地形になっているすごい場所なのですが、快走ルートを楽しく走っているとうっかりスルーしまいそうな地点にあります。看板は出ていますが、隣接するホテルか何かは廃墟となっており、本当にここでいいのか?と疑ってしまいました。

実際、バイクを停めてしばらく、どこに波蝕甌穴群があるのか、わからなかったのも事実。駐車できる位置から少し右手奥に入っていき、険しい岩場を少し降りると、目的の波蝕甌穴群がよく見えるポイントに到達できます。(1分くらいで降りられます。)

ただ、波による侵食のせいか、かなり険しい岩場になっているので、底が薄かったり平らだったりなどのアウトドアユースに向かない靴の場合は、降りない方がベターだと思います。危ないので。

ガエルネ信者なので強い

どうしても岩場を降りて近づきたい場合は、アウトドアアクティビティに適した登山靴などを履くのがオススメです。ガエルネ信者の僕としては、ガエルネのビブラムソールになってるツーリングブーツが最強と言っておきます。このときはGミッドランドで難なくクリア。

大佐渡スカイライン

さてお次はいわゆる「スカイライン」シリーズ。最高地点が900メートルを超える、全長30kmにもなる展望ロードです。

今回は金山の遺構を見たいというのもあったので、全部走りきらずに大佐渡スカイライン展望駐車場まで行って折返しました。

写真は撮ったのですが、いまいちいい感じにならなかったです。。。

雲が近いね

乙和池(おとわいけ)

展望台からの景色を眺め終わったところで、金山方面へ戻るように走ります。

途中、左手にあるフラットダート林道を500mほど走っていくと、乙和池に到着。ジムニーが1台だけ停まっておりました。カップルでこんなところに来るとはなかなかの物好きと見た。「おとわ」という乙女が入水した伝説が名称の由来になっており、また浮島の中央にハート型の穴が空いているので、もしかしてカップルにおすすめスポットとなっているのか・・・?

ダートは500mくらい。

見所が微妙なので仕方ないかなと思わなくもないですが、こちらの乙和池は、実は貴重な植物たちに囲まれた池なのです。あまり人が来ていないような感じでしたし、長い間放置されている感じで、せっかくの立派な看板も草がボーボーになってます。でも、あんまり人が来るようになってしまってせっかくの貴重な自然がだめになってしまうのもなんとも言えないですね。

よくわからない

治安の悪い神社

奥に進んでいくと、小さな神社があったのでお参りをしました。

ただこの神社?も扉に穴が空いていたり、かなり治安が悪い状態。長い間、管理されていないのかなと思ってしまいました。

観光地としては微妙なのでおすすめはできませんが、謎スポット好きさんなら嬉しくなっちゃうと思います。僕は好きです

佐渡金山

お次は佐渡島がほこるメジャー観光地、佐渡金山へ。この時11時頃だったので、観光シーズンにしては比較的人が少ない感じでした。ちなみに、バイク専用の駐輪スペースも用意されていますので、ライダーも気兼ねなく駐輪することができます。

こちらでは佐渡金山が栄えていた頃の歴史を知ることができます。意外と展示に手が込んでいて、音が出たり人形が動いたりと当時の様子が再現されているのが面白く、結構時間をかけて鑑賞できました。儲かってるのかな。洞窟の中はひんやりとしていて、真夏の炎天下を駆け抜けてきた身としてはそこも気持ちいいポイントでした。

機械人形がたくさんいる涼しい洞窟を抜けると、機械の整備場跡らしき場所に出ます。こちらも金山の歴史を知る上でたいへん貴重な史料です。ガラスに刻印された三菱のマークがとくに印象的でした。また、一室では当時の金山の様子を映像で見ることができます

天皇以外でも神になれた人がいた―高任(たかとう)神社

整備場をあとにして、高任(たかとう)神社を見に行きました。

ここは景色としてとても驚いた場所でもあったのですが、何より驚いたのは、この神社に祀られているのは大島高任という、明治時代の初代佐渡鉱山局長その人です。

まじかよ

過去の天皇一族が神として祀られている神社は意外と多かったりするものですが、天皇家以外の人物が神として祀られている神社は他に見たことがありません。それだけ、高任さんの偉業がすごかったということなのでしょうか。この神社を見てからどうやったら神になれるのか考えはじめま、せん。現代だといわゆる「神」になるのはもっと簡単だとおもうんですが、信仰対象ではないので、そういうのとはちょっと違いますね。

それはさておき、全国でこのような例はほかにもあるのかな?興味深いですね。神社の由緒としては大山祇(おおやまづみ)神社の分社ということのようです。

現在も、毎年7月の鉱山祭には神事が行われているそうです。

道遊の割戸(どうゆうのわりと)

江戸時代の露天掘り跡です。金脈を掘り進むうちに、山が割れたようになってしまった場所で、平成元年の休山まで採掘が続けられていたとのこと。1601年から400年あまりの歴史のシンボルなんですね。

近くで見ると細部をみることができるのですが、外から見るとまた違った形で、本当に割れてしまった山のような感じです。人間の欲望とは恐ろしいものだなと思います。重機などの機械の登場や技術の進歩で、いまでも山を切り開いたりトンネルを掘ったりしているので、こんなのはまだかわいいものだと思いますけれど。

遠くから見たほうがわかりやすいですね。

金の延べ棒 掴み取り体験

金塊ください。

坑道と外側のの楽しい展示をひととおり見たあと、最後の金山資料館では資料展示があり、これもなかなか見応えがあります。合わせて、当時の様子のミニチュアでの再現などもあって、こちらもクオリティが高く楽しめます。

鉱山を輪切りにしたような展示があるのですが、鉱山全体をみるとアリの巣のように坑道が広がっていたのがわかります。不思議です。穴をほって道を作ることの効率性は、本能的ななにかなのでしょうか・・・。

そしてなんと言っても絶対に体験していただきたいのは、金の延べ棒のつかみ取り体験です。金塊チャレンジというやつですね。狭い穴から12.5kgの金塊を取り出すことができたら、記念品をもらうことができます。

僕もチャレンジしましたが、あえなく失敗でした・・・。意外に簡単そうに見えて、そうはいかないですね。次回行く機会があれば攻略していきたい所存。

北沢地区工作工場群跡地

佐渡金山を跡にして、別の遺構を見に行きます。北沢地区工作工場群跡地は、史跡として保存されている場所です。2010年グッドデザイン賞を受賞しています。たしかにいい感じに保存されているような気がします。

使われなくなってしまった施設にどんどんと草木が侵食してきて、全体を覆うようにして自然に取り込まれていく様子はノスタルジーを感じさせるし、いつかは人間の世界がこうなってしまうのかなあ、などと想像を膨らませてしまいます。この日はいい天気でしたが、逆に荒天の日のほうが雰囲気出るかもしれませんね。

ちなみにGOOD DESIGN AWARDの公式ページに行くと、デザイナーたちの微妙な写真が掲載されているので、もうすこし考えたほうがいいのでは・・・などと思ってしまいました。どうでもいい情報でした。

シックナーという謎の機械 Thickener

50mシックナー!神殿みたい。

製材及雑作業場跡では、シックナーという装置を見ることができます。これは1940年に完成した直径50mの泥鉱濃縮装置で、泥状の金銀を含んだ鉱石から、水分を分離するための装置だそうです。そして、選鉱場で金銀材料と一緒に処理されて、精鉱が産出されていました、とのこと。

なんというか、古代の神殿ですよっていわれたら、そうか、と思ってしまいそうな外観です。好き。

めおと岩

ひととおり金山の遺構をみることができて満足したところで、次はめおと岩を見に行きました。ここでちょうどドライブインがあったので、お昼ごはんを食べることに。

ここでめおと岩と写真を撮っていたのですが、ちょうどいい感じに収まる場所が意外に傾斜していて、点灯させてしまわないか若干不安になりました。荷物満載ですし、ぶっ倒すと大変なので慎重に位置決めをして記念撮影を。

いい感じです。

ドライブインでご飯&ソフトクリーム補給

お昼がまだだったのでギリギリラストオーダーに滑り込んだドライブインで栄養を補給。しかしな、ここの刺し身がひどかったんですよ。団体客用の余りって感じでおっさんもいまいちやる気な感じではないし、なんか味がしないというか…。ブリカツ丼はうまかった。二度と刺身は頼まねえぞ。

ソフトクリームはいい感じでした!ソフトクリームだけでよかったかもしれません、まであります。

窪田キャンプ場

この日は窪田キャンプ場に宿泊しました。15時30分ごろに到着しましたがかなり混雑していました。チェックインがあまり遅くなると、繁忙期はテントが張れないと思いますのでご注意を。

各種お店並んでいる道路が近いので、利便性は最高です。

松の木の下にちょうどいい場所があったので、設営。ここをキャンプ地とする!(写真なし)

お風呂は「ビューさわた」が利用可能

キャンプ場から歩いていける距離にビューさわたという温浴施設があり、大人400円というリーズナブルプライスで広いお風呂に入れます。

たまたま花火大会の日だったみたいなんですが、お風呂から遠目に花火を鑑賞しながら銭湯を堪能することができました。偶然とはいえ最高でした。

晩御飯は回転寿司弁慶

最高オブ最高な弁慶のお寿司。富山のきときと寿司といい勝負だぜ。17時ころに到着し、予想通りめちゃくちゃ混んでいましたが、おひとりさまなので30分もしないうちに美味しいお寿司にありつくことができました。

この時点でネタ切れになっていたお寿司もわりとあったので、自由に楽しみたいならランチのほうがいいかもしれません。

なんと、食べるのに集中しすぎていて、最高なお寿司の写真が一枚も残っておりませんでした。

二日目のまとめ

なんか、生き急いでる感じがある2日目の盛り沢山な行程でした。後で振り返りでGoogleMaps見てると、なんか怪しげスポットに行けてないなって思いました。「影の神」とかなんか中二病っぽい名前のスポットがあったりとか・・・。また次回ですね。

それではここまでお読みいただきありがとうございました!へば!!

3日目に続きます。

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