今回は10年選手になっていたISUKA ピークライトマットレス 180の長期使用インプレッションをお届けします。10年です。なんだかんだ、長い付き合いになってしまいました。
たくさんの思い出とともにお送りし・・・たいところなんですが、探してみてもキャンプ中のマットの写真ってあんまりないんですよね。そりゃ寝るときしか使わないし、困った困った。
それでは長期使用インプレッション書いていきます。よろしくおねがいしまーす!
年平均10泊程度、約10年ほど使ったので100回程度は使ってるハズ
初めてバイクツーリングでキャンプをしたあの日から、ずっと使っていたイスカのマット。軽量コンパクトで寝心地もよい。そんな使い心地の良いマットレスでございました。
当初はバイクに荷物を乗せる装備と技術が未熟だったので、とにかくコンパクトかつ長期的に使えそうなものと考えた末に、ISUKAのピークライトマットレス180をを選択したと記憶しています。
ピークライトマットレスがいい感じだったのもあり、ちゃんと働き始めて余裕ができてからISUKAのアルファライト700Xも購入し、ISUKAファンになったのでした。今ではピローもISUKAを愛用しています。
結果的に、自分の最初の選択は間違ってなかったことが10年経って証明されました。10年もするとさすがに中身のスポンジがヘタってきますが、空気でふくらませられるのが利点であり、そこまでの性能低下を感じさせずに来ました。
別れは突然に
2019年夏のツーリング中(佐渡)だったと思います。なんだかいつものような快適感がないな・・・?と思ったら、どこかにピンホールが空いてしまって、寝ている間にどんどん空気が抜けてしまっている様子。調査の結果、ピンホールではなくエアバルブ周辺の接着がはがれエア漏れでした。
対策として、アイロンで熱圧着できる補修用の布やリペアキットを買ってきてエア漏れ箇所を塞いでみました。
補修のかいがあっていったんはエア漏れを止めることができました。その後、2020年秋のキャンプまではなんとか使えていましたが、2021年夏に使用した際にまたエア漏れが起きていることが発覚。同じ箇所からのエア漏れです。
結局、そのあとは何度補修を試みても完全にエア漏れを防ぐことはできませんでした。そういうわけでご臨終。ちーん。
はじめてのマットだったこともあって、非常に愛着の湧いていたマットでした。オレンジの色味もお気に入りで手放したくないという気持ちが強くあったので、修理してずっと使っていたかったというのが本音。
しかし節目を迎え、役目を終えたということでしょうか。なんだか、一つの歴史が自分の中で終わったような感覚に包まれてしまいます。
いままで、キャンプ中の睡眠を支えてくれてありがとう、ピークライトマットレスちゃん。バイバイ!
※2021年10月現在、180サイズは公式では欠品になっている。新型でも出るのだろうか?
ぶっちゃけインプレ
統計上は標準的な体型よりやや痩せ型体型の男性が、長年使った感想です。(※BMI21くらいとお考えください)
僕はISUKAのアルファライト700Xとペアでずっと使っていますので、その前提で読んでください。
厚み
2.5cmの厚みですが、中に空気を入れてパンパンにするといい感じです。中のウレタンは結構柔らかめなので、空気がちゃんと入っていることが快適性を向上させます。
もし寝ている間に空気が抜けてしまっても、最低限のクッション性は確保されていると感じました。実際、エア漏れしたときも夜中は起きなかったですし。(体質や体格によるかも)
春と秋
夜間の気温が10℃以上あれば、断熱性も問題なく普通に眠れると思います。
経験上、晩秋の高原芝サイトで10℃下回るくらいの気温でも普通に眠れましたが、ちょっとだけ底冷えが気になるかもって感じです。
真夏
快適に過ごせていました。暑すぎて眠れないということも特になし。
夏場は、コレにちょっとした薄手のブランケットで寝てることが多かったですね。夏場は特に、シュラフなしだと汗で汚れるので、朝起きたら片付ける前にタオルで軽く拭いておくのが長持ちさせるコツです。
冬季は使っていない
冬は使っていません。冬に使うような断熱性の高い製品ではないと思います。冬キャンプに使うならもっとスペックがいいガチなマットを選ぶことをおすすめします。
そもそも冬キャンプに行ったことないです。一度は経験してみたい気もしますが、いまのところ予定はありません。あるかも。わかんない。
公式サイトでもまだR値が記載されておらず定量的には評価不可能なため、長期間使用した感覚でのインプレッションですが、参考まで。
バルブについて
少なくとも8年は空気が漏れることなく使えていましたが、長期使用して経年劣化してくるとバルブ周辺が構造的にもろいことが弱点かなとおもいました。
最近ISUKA以外のメーカー・ブランドのマットでは、バルブの構造を変化させ耐久性や使い勝手が向上しているようですので、このあたりは改善に期待したいところです。
手入れについて
この手の製品は、基本的に食器用中性洗剤を水に薄く溶かして(最近の洗剤だと一般的なお風呂用の洗面器に1滴とかで十分)、タオルに含ませて固く絞ったもので表面を拭き上げればOKだと思います。
拭き上げのときにバルブも開放して、風通しの良い日陰に半日程度干します。これで中の湿気対策にもなるかと思います。呼気を入れているとけっこう湿気があるので、使った後に中の空気の入れ替えをしておくだけでも長持ちさせられるはず。
おわりに
ISUKA ピークライトマットレスはとてもいい製品で長持ちしたので、個人的には(思い出補正も含めて)超オススメです。もちろん体格や使用条件等にもよりますが、ISUKAは堅実なものづくりをしてくれていると感じています。
ただ、次回買い替えまでにバルブ構造の改善などがないのであれば、ISUKA以外のマットを選ぶかもしれません。10年経って全く変わっていないというのは、良い面でもあり悪い面でもあります。
次のマット、何にしようかな・・・新しい買い物をするときは、ワクワクしますね!
追記
新しいマット買いました!
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。へば!
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