思いつきで能登。2日目の記録です。いろいろ巡りながらキャンプ場を目指しますが、ある事件が起こってしまいました・・・。
お時間のあるときにお読みいただければ幸いです。それではどうぞ!
1日目はこちら↓
富山市から能登半島を目指す
朝食はパンとコーヒー。そしてそそくさと撤収です。やっぱりタープを張ると撤収に時間がかかってしまうのが難点ですね。
猿倉森森林公園キャンプ場から少し高台になっているところに行くと、次の写真のような景色が見えます。
今日は、ほんとはもう能登半島先端のほうを拠点に、いろんな道をぐるぐるしている予定だったのですが、もはや消え去ってしまいました。
そのため富山市から能登島へ向かう途中で、気になるスポットを見つけて巡ってみることにしました。
謎の置物
たまに田舎めぐりをしていると謎のオブジェに出くわすことがあります。
場所はちなみにこの辺。もう使われてない感じですが、もともとはバスの停留所か何かでしょうか。昭和レトロ感漂う古めかしい看板などが残っており、なかなかよい味を出していました。
Googleストリートビューで確認すると、この人形が設置されていないので、わりと最近置かれたものなのかも。(2020年9月現在)
弓の清水(ゆみのしょうず)(富山県高岡市)
ツーリングマップルを眺めていると湧き水の印があったので、涼を求めて弓の清水を目指しました。
こちらは「とやまの名水」に指定されているようです。(昭和61年2月〜)
義仲伝説、とあります。どうやら源義仲(木曾義仲とも)に関連するスポットのようです。
木曽義仲〈きそのよしなか〉が、平家との戦〈たたか〉いのとき、家臣〈かしん〉のすすめで、弓でがけ下に矢を射〈い〉ったところ、そこから清水〈しみず〉が湧〈わ〉き出たと伝〈つた〉えられている。
とやま名水ナビ
こんこんと湧〈わ〉き出る水は、源平〈げんぺい〉の歴史〈れきし〉を今も思い起こさせてくれる。
地元の人びとが保存〈ほぞん〉会を作り、大切に守っている。
(環境省〈かんきょうしょう〉「平成〈へいせい〉の名水百選〈ひゃくせん〉」選定〈せんてい〉名水)
http://www.pref.toyama.jp/sections/1706/mizuhozen/1shirou/meisui/detail/03.html
なんと環境省のお墨付きです。
生水では飲めないらしい。多分、生水で飲めたらもっと人が来る場所になっていたことでしょうに、近くのお食事処やカフェなどは、閉店してからだいぶ時間が経ったような外観になっておりました。絶賛売出し中だったので、ご興味があるビジネスに強い方はぜひご検討を。
僕個人の意見としては、場所が場所なのに、駐車スペースが少ないため、もう少し駐車スペースを確保できないと商売が難しいのではないかと思いました。
なお、私の他に立ち寄ろうとする人が誰も来なかったので、悲哀に満ちたエモ清水スポットでした。
史跡:源平倶利伽羅合戦の地―倶利伽羅峠(くりからとうげ)
次は山道を登って倶利伽羅峠を目指していきました。道中、がけ崩れがあった影響?で一部通行止めになっていましたが問題なくたどり着くことができました。
今回GoogleMapsのナビを使っていましたが、急勾配のヘアピンに一時停止があるという鬼畜な道を通らされたのでちょっぴり怖かったです。荷物満載のときはそういうのいらないから。
さて、倶利伽羅峠です。ここは展望台などがあり、観光地化されていますがあまり人が来ている様子が有りません。
このあたりは源平合戦の舞台となった場所であり、源義仲軍が「火牛の計」という奇策を使って勝利を収めた場所です。
倶利伽羅峠の戦い(くりからとうげのたたかい、倶梨伽羅峠の戦い)、または、砺波山の戦い(となみやまのたたかい、礪波山の戦い)は、平安時代末期の寿永2年5月11日(1183年6月2日)に、越中・加賀国の国境にある砺波山の倶利伽羅峠(現富山県小矢部市–石川県河北郡津幡町)で源義仲軍と平維盛率いる平家軍との間で戦われた合戦。治承・寿永の乱における戦いの一つ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%B6%E5%88%A9%E4%BC%BD%E7%BE%85%E5%B3%A0%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
ちなみに奇策「火牛の計」については、牛さんオブジェなどがありますが、実は作り話なのでは?という説もあるとのこと。
道の駅もあるみたいです。後から気づきましたがでかい駐車場も有りました。ガラガラでしたけど。その他源平に関わる史跡も多く、再訪してみてもいいかなと思っています。
石川県の名所をまわる
千里浜なぎさドライブウェイ
ソロでは9年ぶりの千里浜なぎさドライブウェイへ到着。R1200GSでは2回めです。ここにくるときはたいてい曇っていて、青空が見えたことがない気がします。写真取るなら片手間で来ないで、朝方か夕方にばっちり構えて撮影するのがいいんじゃないかと思います。
特に海岸は西向きなので、夕方はおすすめ。
一人寂しく三脚を立て、セルフタイマー撮影に興じていたのは言うまでもなく。
現在Bridgestone Battlax Adventure A41を使用していますが、僕のようにおそるおそる走るような人間には違いがわかるはずも有りません。ただ、少し乾いた砂地に突入すると前輪を持っていかれるような感覚になることがあったので、オンロードタイヤでの砂地走行は慎重に。空気圧を落とせばもう少しいい感じだったかもしれません。
停車中、タイヤもスタンドも自重で沈んでいくので、長時間の停車には注意が必要です。サイドスタンドに木の板や空き缶などを挟み、沈み込み防止するのはマストです。接地面積が増えるので沈み込みにくくなります。
能登島
能登島は4年ぶり。いつ来てもいい島だなと思います。
能登島に来ると必ず立ち寄る道の駅のとじまですが、コロナウイルス感染症予防対策の影響もあり、レストランは休業中。食べ物は1回でも食べられるものがあります。のとじまバーガーを食べたかったのですが、売ってませんでした。
案山子窯(かかしがま)
能登島にあるやきもの屋さん「案山子窯」に立ち寄り。初めて能登島を訪れたときに気になって立ち寄った場所の一つで、今もお気に入りのひとつです。ここには窯焼きの招き猫があって、能登島のお土産にぴったりだと思います。もちろん食器などもあるので、手にとって鑑賞しながら、お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
注意点としては、いつもお店が開いているわけではないため、来店の場合は公式サイトやSNSなどをチェックしてから行くとベターです。
今回は運良くお店が開いていたので、久しぶりに奥様とお話することができました。いつも能登島のイルカの話をしてくれる素敵な方です。
聞くところによると、いつからか群れからはぐれたイルカのつがいが能登島を気に入って住み着いており、着実に家族を増やしているとのこと。時期によっては能登島周辺でイルカウォッチングが楽しめるみたいです。
トラブル発生:キャンプ場利用拒否
つかのま懐かしさに浸り、能登島をあとにして、キャンプ場へ向かいました。今日は狙っているキャンプ場があったので、早めにキャンプ場利用の連絡をしました。予約は受け付けていないサイトですが、念の為、直近の利用状況などを聞いてみたところ・・・
キャンプ場を利用したいのですが…
どちらの地域からのご利用でしょうか?
東京です。
大変申し訳ございませんが、東京、埼玉、千葉、神奈川からのご利用は現在お断りさせていただいておりまして・・・。
あっ、ハイ。(えっ!?GoToトラベル東京解禁もニュースになってるのにマジ??と思ったけど言いませんでした。)
いきなり行かずに連絡したのは不幸中の幸いだったと言わざるを得ません。時間ギリギリになりそうだったので正直にいうと電話せずに突っ込もうかと思っていました。
このような状況でなくとも、キャンプ場の空き状況について事前に確認をするのは大切ですね。ネット上で事前予約可能なところも増えているのであまりこのような自体にはなりにくいのかとは思いますが、首都圏近郊の方はまだまだ要注意です。(2020年10月末現在。)
気を取り直して別のキャンプ場を探したところ、良い感じのところが見つかりました。
2日目のキャンプ地
石川県健康の森キャンプ場
気を取り直して移動しながらキャンプ場を探します。
幸いなことに、そこそこ広そうなキャンプ上でチェックインに間に合いそうな場所を発見し、電話をするとすんなりとOK。その前に拒否られていたので、おそるおそる確認をしたのは言うまでもありません。
利用したのは、「石川県健康の森キャンプ場」さんです。なお、キャンプ場の詳細は↓にまとめていますのであわせてどうぞ。
能登のいしる干しを炭火で食す
キャンプといえばBBQですが、近海の魚介類が美味しい地域なので、干物を買ってきて焼いて食べました。この干物は、石川県でよく食べられている「いしる」という魚醤(おさかなを発酵させてつくる醤油。ナンプラーの仲間)を使ったもの。めっちゃビールに合う。日本酒にももちろん合います。
ちなみに「いしる」はちょっと独特のクセがありますが卵かけご飯に使ってもサイコーにうまいので、石川県に行く機会があったらぜひ試してみてほしいです。我が家では常備しています。
そして、お米は能登島で採れた新米。能登島では牡蠣の貝殻を再利用して米を栽培する試みをしている農家があるようです。キャンプで炊く飯は非常にうまいですね。
地産地消サイコー!!
キャンプめしを楽しんだあとは、星空の撮影をするなどして過ごし、就寝しました。
2日目のまとめ
2日目は、行ってみたいと思っていたキャンプ場がまさか首都圏からの利用客拒否をしているとは思いませんでした。でもコロナウイルス感染症対策、と言われてしまうと仕方ないですが、ちょっと悲しい気持ちになりました。
ロケーションがよくて乗り入れ可能なキャンプ場だったので、ちょっと残念でしたが、状況が落ち着いたらぜひ利用しに行きたいと考えています。
石川県健康の森キャンプ場も、非常に設備がきれいでいいキャンプ場でした。こちらも場所的には能登半島の拠点として便利なので、また利用したいと思います!
2日目はここでおしまいです。3日目に続きます。へば!
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