PR

はじめての紀伊半島攻略へ!強風の恐怖、はんごろし&さんま寿司、そして僕はまた晩飯を逃す。《紀伊半島キャンプツーリング 2019GW 1日目》

ツーリング
この記事は約10分で読めます。

こんにちは、むにおです。もう長距離走りてぇんですけど、いろいろ気を使ってしまうのも嫌なので自粛している昨今でございます。大型バイクはもう必要ないのでは・・・?

そんなわけはない。ただ楽しい長距離ツーリングには行けていないので、今回から2019年GWの紀伊半島ツーリングについて書いていきたいと思います。この頃は平和だったな。

紀伊半島って、北海道や九州よりは行きやすいし能登半島くらいの距離感のはずなのに、なんか行けてなかったんですよね・・・。

というわけで、1日目です。長いですが楽しんでいただければ幸いです。

スポンサーリンク

なかなか機会に恵まれない紀伊半島へのツーリング

紀伊半島南端の潮岬に行きたい!とは思っていたもののなかなか機会に恵まれない。伊勢湾フェリーで伊勢神宮に行くツーリングはなんどか経験していましたが、そこから南というのは、あまりいったことがありませんでした。理由は3つ。

理由1:長期連休ならもっと遠くに行けるから

首都圏在住でカレンダー通りの休日とサラリーを得ながら生活している一般的人類なので、長期連休というのはかなり貴重なアドベンチャーの機会です。そうなると北海道とか九州とか、四国とか東北とか、海外とかに行きたい・・・!となるのが世の常である。

という感じだったので、優先度がかなり落ちていて、行っても伊勢神宮辺りまで。って感じになっていました。

理由2:地形の影響で時間がかかる割にバリューが微妙?

いや、当然見どころはたくさんありますし、色々発見もあるはずなんです。が、時間あたりに得られるバリューが少ない感じがあったんですよね。

計画してみると、首都圏からだと楽な形で行って4日ミニマムかな、という感じ。4日の連休が取れる機会はGWとかお盆、あとは年休をうまく使って3連休に1日年休を突っ込むとかしないといけません。そうなると、やっぱりもっと遠くに行ってしまいたいな、という意識でした。

理由3:なぜか天候に恵まれないから

もう1つ、これは山登りが趣味のひとと話していたときに聞いたのですが、紀伊半島の東側は雨が多いことで知られています。その雨の多さは、〈尾鷲の雨〉と言わしめるようなもの。

詳しくはWikipediaを読んでほしいのですが、改めて読んでみると市民生活までに深く関わっていて、文化的な背景としてみても面白いテーマになりそうだなと思ってしまいました。

いつもどおり伊勢湾フェリーで伊勢に

さて出発です。今回のツーリングの目的は主に3つ。世界的にも有名な熊野大社の訪問潮岬でのキャンプ、そして高野龍神スカイラインを走ること。

お昼前のフェリーに乗れるように高速で走って、伊勢湾フェリー乗り場のある、渥美半島の伊良湖岬を目指しました。だいたい東名高速道路で浜松くらいまで行って、あとは国道を走っていくパターンが自分の中では定番ルートになっています。

牧之原で1回休憩しました。6時前なのにこんなにライダーが。ライダーの朝は早い。長距離走が大好きなライダーが集まってる感じですね。ピークタイムの混雑を避けて帰省する人もいるので、大型連休初日はたいていこんなもん。

遠くに行く気満々の人ばかり

伊良湖岬に向かう渥美半島の南側に敷かれている国道42号線も、キャベツ畑が広がっていたりとか牧場があったりなど、なかなかのどかで牧歌的な風景で走りやすく好きな道です。さすが国内のキャベツ生産量2位の県。

というかキャベツ生産量の統計を見ると、群馬と愛知で毎年競ってるんですね。近年は群馬のほうが多いみたいですが。頑張れ愛知

風が強すぎてヤバい。行けるのか・・・?(行けました)

ISEWAN FERRY 伊勢丸だ!

伊良湖岬に向かっていくにつれてだんだんと強くなっていく横風。伊良湖岬につく頃には横風に車体が煽られて左右に振られる程度の強風が吹いてきていました。

これはもしかしたらフェリー、運休かも・・・と思いヒヤヒヤしながら伊良湖岬に到着。

どうやらなんとか運行しているようでしたが、もしかしたら次が最後の一便になるかも…というタイミングでした。滑り込みセーフ。これで乗れなかったら超タイムロスになってしまいます。

待っている間、風の強い様子を撮影してみましたが、今見てもすごい。すげー潮かぶりのGSになってしまいました。

めっちゃ風強い
早くも潮だらけ

ちなみに近くにタイヤが置いてあったので見てみると、古いブリヂストンのタイヤが。昔のブリヂストンはこんなロゴだったんですね。たぶんずっと置いてあるものだと思うので見てみてください。古い自転車屋さんでも同じロゴを見たような気がします。

伊勢湾フェリーのスペック

鳥羽丸はバイク15台まで、伊勢丸はバイク10台までの積載です。なので、連休など混雑するような場合は順番待ちになることもあります。詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。

ハードモードなパールロード

こんなに波の強い伊勢湾さんはじめて///というようなすごい揺れに耐えながら鳥羽港になんとか到着しました。そして最寄りのENEJETでガソリンを補給して、ナビをセット。今日はまずはパールロードを楽しんで、今日は熊野のユースホステルに宿泊する予定

楽しんで・・・というつもりだったのですが、対岸の鳥羽港も風が強い。とにかく強い。そのまま怖い思いで三重県道750号線を海沿いに南下して走っていきました。

このあたりはとても景色がよい道路で、通称パールロードと呼ばれています。が、とにかく風が強くてそれどころではない。ちょっと気を抜くと横風にハンドルを取られて横転しそうになるレベル。これは走ってはいけなかったということなのか、お前にはまだ早いということなのか、熊野の神に歓迎されていないのかなんなのか、とにかく風が強すぎて死にそうになりながらなんとかそんなわけで鳥羽展望台に到着

鳥羽展望台

とりあえずソフトクリームでも食って休憩です。もうなんか泣きそうなくらい風が強いので、とにかく駐輪スペースでも横転しないかどうか心配になりながらの休憩になりまして、ほんとに気が気ではないという感じ。

なんとか風に飛ばされることもなく休憩後再出発。ほんとに心拍数あがりまくりでひええ・・・ってリアルに口から出ちゃう感じで怖かったです。

的矢湾大橋

この的矢湾大橋もなかなかにハードでした。というか一番の難所。横風で横転するかと思いました。ちょっと前にファミマがあったのでそこで休憩してから、心を決めて挑んだら・・・やっぱりめちゃくちゃ横風に煽られまくりで超怖い。体を縮めてなんとか倒れないように車体を抑えつつそろりそろりと通行しました。

風が強い日の橋の通行は、みなさんも気をつけてください。今回、R1200GSの重心が低くて助かったんじゃないかと思います。なんかもう、今回のツーリングの怖いところ全部使い切った気がする。

「はんごろし」あります

さて、恐ろしい的矢湾大橋のあとは風も少しずつ弱まってきたので、天気のいい海沿いの気持ち良い道を風を切りながら走っていきます。するとなにやら不穏な看板が見えてきたのです。

はんごろしとは。

「はんごろし」あります。

紀伊半島はなんて恐ろしいところなんだ。・・・はんごろし?なんの半殺し?活き造りってこと?などなど、いろいろはてなマークがたくさん頭の中に浮かんできたのでとりあえず店の横にバイクを止めさせていただいて、確かめてみることに。

かねも商店

かねも商店さん

中に入ってみると、人の良さそうな若い男性の方がいらっしゃいました。はんごろしってなんですか?と聞いてみると、どうやらこのあたりでは「おはぎ」のことを「はんごろし」と呼ぶそうです。なるほd・・いや、なんで?

後で調べてみたところ、どうやらご飯を荒く潰して、半分は粒のあるご飯、半分はもち状になったご飯を使うので、「はんごろし」ということらしいです。志摩だけではなくて、徳島や群馬でもこんな呼び方をするようです。離れていても同じような表現をするのは、行商とかなんかそういう形で伝わっていったのでしょうかね。文化の匂いがしますね。

それはそうと、はんごろしははんごろしでいただくことにして、このあたりの名物の「さんま寿司」も運良く手に入ったのでお昼ごはんとしていただくことに。新鮮なさんまの押し寿司、さっぱりとして旨みがあり、うまかったです。お茶もいただいちゃいました。本当にありがとうございます。

なにやらギターとか楽器がたくさんおいてあったので、これはご主人が引かれるのか尋ねてみましたところ、趣味でいろいろ楽器をやっているらしいです。僕は楽器といえばピアニカとリコーダーくらいしかやったことがないので、音楽関係の人はマジ尊敬です。やらないだけでもしかしたら才能が眠っているかもしれないですけど。やらないよ。

かねも商店さん、なかなか気さくで話しやすい感じでした。みなさんも紀伊半島へツーリングに行かれた際には、ぜひ立ち寄り地の候補としてみてはいかがでしょうか。

気持ちの良いパールロードを走って、はんごろしとさんま寿司をいただく。急に最高のツーリングになってきました!!

道の駅紀伊長島マンボウ

とおもっていたんですが、なんかここから記録が急に途絶えてるんですよね。

なんか道の駅に寄ったみたいなんですけど記憶にありません。とりあえず寄ったらしいということなので書いておきます。写真もないしトイレくらいしかいってないのでは疑惑があります。

今日は熊野まで

今日はそのまま日が暮れる前に尾鷲を通り過ぎ、熊野市まで行っておしまいです。いやー無事に熊野につくことができて本当によかった。ありがとうございました。

宿泊は熊野市青年の家(現在は閉業)

駐輪スペースは裏手です。

ユースホステルに久しぶりに宿泊しましたが、誰も使っていないみたいで、宿泊は自分だけでした。

もっと色んな人がいるかなと思っていたけど、最近はあまり人気ないんですかね。設備はだいたい整っていてちゃんと眠れて2280円は安いと思うけどね!あと、このへんあんまりめぼしい宿がない感じでした。

管理人さんに頼んで、潮をかぶった車体を洗い流させてもらって、スッキリ。あとはご飯を食べるのみ・・・!

残念ながら閉業してしまったようです

コロナウィルスの影響でしょうか。2020年3月31日で閉業してしまったようです。とてもざんねん。ユースホステル関係は閉業してしまっているところが多いみたいです。詳しくはユースホステルのリンクで確認ください。

GWあるある:行きたかった店が閉まってる

熊野市で目をつけていたごはん屋さんがあったんですが、GWは休業ということでした・・・。これゴールデンウィークにはよくある話じゃないですか?個人経営のお店等は特に大型連休に閉まってることがあったりして、そういう連休でしか来れない僕のようなしがないカレンダー通りの休日人間にはきつい。

仕方ないのですき家でご飯。高菜明太牛丼を食った気がする。あるある。まあいいんです。旅先のごはんはなんでも特別ですから。

おわりに

不穏

この日は強風で恐怖体験、はんごろし、そして熊野でご飯を食べそこねてフィニッシュとなりました。

夜に海岸を散歩していると近くに大きな神社があるのを発見したので、次の日に行ってみることにしました。それはまた次の記事で書きます。結構すごい神社でした。熊野のあたりはやっぱりすごいんだな・・・。

なんでかしらないがこの日はあんまり写真撮ってませんでした。たぶん風に飛ばされるとやだなとおもったのでそうしたんだと思いますが、もうあんまり記憶にない部分をなんとか掘り起こして書きました。ブログはフレッシュなうちに書くべき

それではまた次回へつづく。ここまでお読みいただきありがとうございました!へば!!

2日目↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました