2020年の北海道ツーリング、4日目の記録です。お時間があるときにお読みいただけると幸いです。
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4日目。待ちに待った晴天!
時刻は朝4時。天気予報は晴れ。顔を洗って、服を着替えて、荷物を積んで、宿を後にしました。早めに寝たので体調はバッチリ。4日目になってようやくテンションが上ってきました!!
この日は摩周湖周辺よりスタート。屈斜路湖、阿寒湖と進み、ナイタイ高原を経由して、帯広へ向かいます。
摩周湖周辺
5時前に出発。道道52号線を北上して「摩周湖第三展望台」を目指します。途中にも展望台がありますが、雲海が見られるということでこちらを選択しました。
摩周湖第三展望台からの眺め
早朝に向かったかいがあって、こんなによい景色と出会えました。感動は言葉で表すのが難しいですが、このようなすばらしい景色を眺め楽しんでいると、前日までの悪天候をすっかり忘れてしまうような感覚になってきました。こういったことも、ツーリングを続けている理由であり、旅のよいところなんだなと思います。
霧の晴れた摩周湖を見ると、婚期が遅れるとか出世できないなどという都市伝説がありますが、早朝や冬季間などは晴れていることが多いんではないかと思います。僕が思うに、霧が晴れているような摩周湖を見ようと行動するような人間に、ろくな人間がいなかったということなのではないのでしょうか・・・(戒め)。
なお摩周湖は「カムイトー」と言うそうです。神の湖ですね。
その後、川湯温泉付近や硫黄山付近、屈斜路湖付近を通りましたが霧が濃かったため特に立ち寄りもせず、走り抜けてしまいました・・・。
川湯温泉についてはとても良い温泉と聞きますし、硫黄山(アトサ-ヌプリ「裸の山」)も含めて弟子屈付近の発展を支えてきた重要な場所です。残念ながら、今回のツーリングでは素通りしてしまいました。
阿寒湖方面へ
足早に摩周湖・屈斜路湖周辺を通り抜けた後は阿寒湖方面へ向かいました。国道241号線を西に向かいます。途中、いい感じの直線があったので一枚。
トラブル発生:ヘッドライトバルブ切れ
久しぶりの峠道、ワインディングを楽しんでいるとLAMPF!の文字が。途中の広い場所に駐車し灯火類を点検すると、ヘッドライドバルブが球切れになってしまっていました。
しかし焦ることはありません。なぜならロングツーリングのときは、必ず予備バルブを携帯していました。備えあれば憂いなしですね。都市部から離れるとカー用品店ですぐに手に入るとも限りませんので、ハロゲン球などであれば持っておいたほうが無難だと思います。
バルブ交換自体は5分とかからず済みますが、エンジンを切った直後は非常に熱くなっているため、冷めるのを待ってから作業したほうが無難です。ガラスの部分には、指紋などの汚れをつけないように、グローブなどを装着して作業しましょう。
前回交換したのが2016年の7月ですので、4年ほど持ちました。結構長持ちしましたね。
交換したときの記事↓
セイコーマートで朝食
無事にバルブ交換もできたところで、峠を下ってセイコーマート阿寒湖バスセンター店へ。コーヒーとおにぎりで朝食にしました。セコマホットシェフのおにぎりは、安定のクオリティですね。
阿寒湖周辺についてはあまり立ち寄る気がなかったのもあって、すぐ近くに阿寒湖があったことすら頭になかったのですが、もったいないことをしてしまいました。アイヌコタンが開いていれば寄ろうかとも思っていましたが、早朝からガンガン走ってきてしまったので、この時点でまだ8時。さすがにどこの施設も開いていないので、次の目的地へと向かいました。
オンネトー
次はオンネトーへ。山道を進んでいくと湖があります。このオンネトーは、時間帯によって見え方がちがうという湖です。僕が行った時間帯には特になんの変哲もない湖。観光情報サイトで見たのとぜんぜん違うとか思ってしまいました。時間帯とか季節を変えたら楽しめるんだと思います。
ここはとにかくアブが多かったです。停車中にアブが車体に付きまくり、恐怖したことがいちばん印象深く感じました。夏場は注意したほうがいいです。
オンネトーをさらに奥へ進むと、らわんぶきの群生地があります。らわんぶきとはフキの一種で、3mを超えるような大きさになる、非常に巨大なものです。螺湾川流域に自生しています。
8月ではすでに収穫が終わってしまっているため、観賞しに行くのであれば7月中が良いと思います。群生地付近は長いダートになっています。今回はスルーしました。
オンネトーはアイヌ語で「年老いた沼」「大きな沼」というような意味だそうです。
らわんぶきソフト
道の駅あしょろへ立ち寄り。このあたりで気温は30度を超えていました。いったん休憩して体調を整えるため、ソフトクリームを食べることに。
足寄特産のらわんぶきのジャムを使った、らわんぶきソフト(350円)。練り込み系かと思っていたのでちょっとがっかりでした。
売り場付近には大きなパネルがおいてあり、らわんぶきとおじさんが写っています。この時点で、松山千春さんが足寄出身であるとは知らなかったので、このおじさん誰だろう?らわんぶき農家の人?とか思っていました。
大変失礼いたしました。
なお「あしょろ」は「エショロペッ」というアイヌ語に由来し、その意味は「下る川」だそうです。
十勝平野
ナイタイ高原牧場
続いて十勝平野、ナイタイ高原牧場へ。こちらに向かう途中はやはりライダーが多く、たくさんのツーリングライダーとヤエーを交わすことができました!ちょっと風が強かった以外は最高に天候がよく、有名なナイタイ高原牧場への道路ということもあって、みなさんテンションが爆上げになっていたんだと思います。
ナイタイテラスへ到着。テラスからは十勝平野を一望することができました。青くて広い空が超気持ちいい!テラスでランチを食べようと考えていましたが、かなり混雑していたので、次の目的地へ向かう途中で探すことに。しばらく景色を楽しんだ後、ナイタイ高原牧場から出発しました。
「ナイタイ」は「頭が奥に入っている」という意味のようです。こちらは諸説あるようですね。
ランチ難民は帯広でインデアンカレーを食べる
ナイタイ高原を後にし、帯広へ向かいます。そろそろランチを食べようと考えていたのでお店を検索しては訪問してみたのですが、お盆のせいなのかコロナウィルスのせいなのか、行くところがことごとく休業中という自体に。仕方ないので帯広市街地を目指して走りました。
途中、道の駅おとふけで、お酒を購入しました。毎回、ここでお酒を買うのが僕の定番です。今回購入したのは小麦焼酎「ぱんぱか」、そば焼酎「トムラウシのナキウサギ」、それから新商品の日本酒「十勝晴れ」の3本です。これらを運ぶのは大変なので、宅配便で自宅へ。
「十勝晴れ」については、復刻したものだそうです。
とかち酒文化再現プロジェクト『十勝晴れ』(田中酒造株式会社)
なかなかいいランチにめぐりあえません。豚丼は夜に食べようかと思っていたので、別のものを。ここは帯広の味、インデアンのカレーを選択しました。カツをのせても704円という破格の安さ。とても風味が良く、コク深いカレーでした。週1くらいできても飽きない感じ。
帯広の宿へチェックイン
インデアンのカレーを食べて満腹になった後は、ホテルへチェックインし3日分の洗濯をしてゆっくりやすみました。
今日の宿は「ホテル アルム オビヒロミナミ」さん。ちょっと郊外のビジネスホテルで、繁華街へのアクセスは若干よくありませんが、快適に過ごすことができました。駐車スペースは停め放題なくらい広かったです。
この日の夕飯は結局セコマのホットシェフ。豚丼うめえ!
4日目のまとめ
振り返ってみると、いろいろなよい場所を駆け足で通り過ぎてしまったかな、と少し後悔しています。なぜかわかりませんが、とにかく早く行かなければと焦っていたような気がします。帯広に着いたのが15時くらいだったので、かなり余裕はあったはずでした。こういった点も、次回以降は反省して活かしていきたいと思います。
この日は302kmを走行しました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。5日目に続きます。
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