中部地方で紅葉ハントツーリング。
2日目は残念ながらソロになってしまいましたが・・・天気にも恵まれて、気持ちのいいツーリングが続いていきました。
それでは行ってみましょう!
浜松市の朝
実は、1日目にやり残したことがあったので、2日目に回そうかなと思っていたのですが、岐阜の方ってそんなに走ったことがないので、やはり愛知・岐阜方面へ向かうことにしました。
けっこうゆったり寝てしまったので、起きたときには7:30を過ぎていました・・・。
ホテルの朝食
今回のホテルは朝食もついていたので、2階の食堂へ向かいました。
食堂は混雑していて、いちおう消毒などはするものの、もうちょい換気しないと厳しいのでは、と思いながらも、お料理を取りつつ席を探します。
バイキング形式なので好きなものをチョイスしていくんですが、なんと朝食に固形燃料で温めていただくタイプの鍋物が付いておりました。こんなのはじめて・・・!(かもしれません。)
メニューも豊富で、味の方もとても良かったです。うなぎの入った炊き込みご飯とかありましたよ。ほんとうに、なにもかも、いたれりつくせりという感じでございました。
ようやく出発
ゆっくり朝食を食べていたら、時間がめちゃくちゃ過ぎていたことに気づいてしまいました。出発時刻9:00AM、今日の予定をこなし切ることができるかすでに不安になっておりました。
浜松市内を抜けて岐阜へ向かう
まずは浜松市を脱出します。都田テクノロードという真っすぐな道路を突き進んでいき、静岡県道299号線方面へ。岐阜の方面に向かって走っていきます。
みかん畑
途中、新東名高速の下側を抜けていく道路なのですが、途中から見渡す限りのみかん畑ロードになりました。
途中でみかんの無人販売があったのでここでみかんを入手。今回あまりお土産を考慮していない積載のため、つぶれてしまわないかと若干心配しながら、ありがたく買わせていただきました。
みかん6個くらい入っていて100円!!とは驚きです。しかも糖度も十分で、とてもいい買い物でした。この季節の定番になっちゃいそう、このみかんロード。
急勾配が恐ろしい。滝沢展望台
さて、まずは第一の目的地である滝沢展望台に向かいます。もうあと100メートルもないかな、というところで、メチャクチャな急勾配の道をナビが示していました。
しかもヘアピンになってるし・・・というような恐ろしい道だったので、一旦立ち止まって道を確認したんですが、やはり登らないといけないみたいです。
1200ccのバイクで、しかも舗装路で何を言っているのかと言われそうですが、明らかに30度以上角度ついてましたってあの道。あなおろそし。
意を決して登ってみると、だんだん標高が高くなってきて、高台からのいい眺めが現れてきました!心配しすぎましたね。
ちなみにあとから分かったのですが、裏手の林道から来たら比較的緩やかな道がありましたので、民家のある方ではなく林道側から行ったほうがいいと思います。
滝沢展望台からの眺望
ご近所の方もピクニックに来ておりました。さっき苦労したかいがあって、ここの景色はなかなかのもの。
この時間(10時ころ)は逆光になってしまったので、早朝とか夕方のほうがキレイなのかもしれません。もっと気温の低い日だったら、キリッとした絵になりそうです。
小さな神社 秋葉神社
グーグルマップを開いてみていると、近くに小さな神社があるのを発見しました。
鳥居も小さく、本当に小さな神社です。鳥居から踏み入れたところでみかんの香りがするなあ、と思っていたらみかんが投棄されていました。あまりうれしくない光景ではありますが、いつぞの社会科の教科書に、価格維持のためにキャベツが大量投棄されている写真があったのを思い出しました。
さすがにお供えではないですよね…だいぶ腐ってきていたのでそこそこ時間が立っているものと推測されますが、農家の皆さんのご苦労が身にしみます。(といいながら露天販売の100円みかんを買っていた自分もいる。)
ちなみにこの秋葉神社ですが、どこぞのだれだれがまつられているとか、何も書いていない「ほこら」が一つあるだけだったので、一体なんの神社なのかはわかりませんでした。
あんまり人が来ないところで、ひっそりと遠州灘を見守ってくれていましたよ。滝沢展望台へ足を運んだ際にはぜひ、秋葉神様にもお参りしていってくださいね。
補足:秋葉神社について
Wikipediaに項目があったのでリンクを貼っておきます。
全国各地に点在する小さな”ほこら”のある神社のようですね。2017年調査時点で1129社だとか。(2020年11月時点の記述内容)
気持ちの良い道を進んでいく
その後は裏手の舗装林道を下っていき、一般道で浜松いなさJCT方面へ向かいます。
井伊谷川(いいのやがわ)沿いに上流方面に登っていく道路でしたがなかなか気持ちのいい道が続いておりました。川沿いの道路っていいですよね。
浜松いなさICから先、三遠南信自動車道の無料区間を使って、鳳来峡インターまでショートカットいたしました。ここで途中から愛知県です。鳳来峡ってかっこいい地名ですね。
そのまま国道151号線を奈根川(なねがわ)沿いに進んでいきます。ここも気持ちよくて走りやすい道路が続いており、紅葉もところどころ楽しめて、気持ちのいいツーリングを演出してくれました。
蔦の渕(奥三河のナイアガラ)
ツーリングを考えていたときに、地図を見ていて気になったポイント、蔦の渕(つたのふち)に到着。
国道からそれてちょっとした田舎道を進んでいくと専用の駐車場があり、そこから蔦の渕の目の前まで、歩いて行くことができるようになっています。
あまり人気のないスポットなのか、僕が到着したときには誰もいませんでした。しっかり展望スポットとして管理下にあるようですが、階段なども作られてから手入れがされていないような状況でした(スチール製のものが腐り落ちていたりとか)
ですので、こちらに行かれる場合は、しっかりとした靴底の滑りにくくなっている登山靴やアウトドア用のシューズで行くことをおすすめします。防水であるとなおグッドです。コンバースとかそういうシティなもので行くと、苔などで滑って転倒する恐れのある場所もあり、危険です。
小学生以下のお子様連れの方は、無理せず展望台からのほうがいいと思います。僕がバイクを停車していたからかわかりませんが、その後次々と人が来ていた中にお子様もいらしたので、大丈夫なのかな?と思ってしまいました。
帰り道に、階段の場所がわからなくなってしまい焦りました。こんなでかくて見通しのいい川の中腹で遭難とかどうかしてると思いましたが、なんとか駐車場まで戻ることに成功。
今回のことで、ガエルネのフーガにして本当に良かった・・・!こんなときのために君はいるんだよ、と思ってしまいました。やっぱりアウトドア・アクティビティもツーリングプランとして入れてみるのもいいかもしれませんね。
(また)柱状節理
このままでは柱状節理マニアになってしまいそうな勢いですが、こちらの蔦の渕も柱状節理の地形を観察することができます。
珪化安山岩(火成岩)の部分は硬いため、風化・侵食が進みにくく、対して泥岩の地形は軟らかいため風化・侵食スピードが速い。差別侵食によって、こういう地形が生まれたということらしいです。
北海道の鮪ノ岬なんか、めちゃくちゃ波風当たりまくりでもあんなにはっきり柱状節理が観察できるってことは、すげー硬いんでしょうね。
道の駅「豊根 グリーンポート宮嶋」で豪華なランチ
さて、きれいな景色を堪能したところですでにお昼を回ってしまいました。そのまま国道151号線を大千瀬川(おおちせがわ)沿いに上っていくと、途中に「道の駅 豊根 グリーンポート宮嶋」があり立ち寄り。
おすすめの「しいたけ定食」が豪華(ただし1800円)
見てください、このめちゃくちゃ豪華な定食。でかいしいたけの天ぷらがもう大満足のうまさだったのもさることながら、極めつけは外で売られていて「たけー」と思っていた子持ち鮎の煮付け。
もうパンパンに卵が詰まっていて、甘辛く煮付けてあるのでご飯にめちゃくちゃ合う。でもとろろご飯も控えてるのであまりガツガツは行けない。ライスおかわりしたくなっちゃいました。鮎1尾で700円の価格設定だったので、納得のお値段でした。というかお値段以上の満足感!!
さらにこの道の駅ではランチを注文した人限定ではありますが、JAFの優待であのクレミアソフトクリームが食べられます(カップです。)食後のデザートも最高で気分がもう最高潮でしたね。やっぱ旅のグルメはかかせねえな!
目の前が交番で定期的に巡回がある
ちなみのこの道の駅、目の前が交番になっていて、おまわりさんが定期的に巡回しています。安心ですね。
ちょっとフトモモ部分が寒くなってきた感じなので、この道の駅のトイレでタイツを着用させていただきました。もうそんな時期ですか。
月瀬(つきぜ)の大杉
岩村城に向かっていく途中でたまたま近くを通ったので「月瀬の大杉」立ち寄り。
以前、ちょっと全国の巨木について調べていたことがあり、駐車場や橋などがきちんと整備されていて、それなりに人が来ているんだなという印象でした。
巨木に興味をいだいたのは佐渡で「太郎杉の館」を訪問してからでしょうか。残念ながら太郎杉はその生命を終わらせてしまった巨木でしたが、木と周辺にできる伝説や生活史など興味深いなと思いました。古い神社にも、立派な木が残ってたりしますよね。これだけで突き詰められるテーマになるんじゃないかと思います。
35mm判換算で24mmの画角でも全部収めるのが大変なほど。樹齢は1800年と言われており、全長は30メートルにもなる巨木です。
これを機に、全国の巨木ハントしていってもいいかもしれません。人間には到達できない時間の中にいる存在って畏れ多い感じがします。一種の信仰が生まれるのもわかる気がしました。個人的にはパワースポットを目的とした観光はあまり好きではありません・・・が、たまたま目的地ところがそうなってる場合がままあったりします。
っていうかここ、長野県じゃん!
岩村城跡(日本三大山城)
お次は事前気になりスポット2、岐阜県にある岩村城跡(美濃岩村城)へ。
岩村城は「別名を霧ヶ城といい、天然の峻険な地形を活用した要害堅固な山城」ということだそうです。(説明書きより引用)
要害堅固というわりには結構攻略されまくって、城主が代わる代わるになっているようですが・・・。
この岩村城跡は仕掛けが面白くて、案内板のQRコードを読み込むと、動画でどのようなお城の状態だったのかAR風に再現してくれます。ここは素直にARにしてしまったほうがいいんじゃないかと思った次第です。動画のほうが汎用性高そうですけど、臨場感がいまいち・・・。
ちなみに岩村城は日本三大山城のうちのひとつということで、なんと日本で最も標高が高いところに建てられた山城です。建設時期は鎌倉時代という古いお城でしたが、もうお城そのものは残っていません。
こんな場所に建てるの大変だったんだろうな。その割には、廃城令であっさりと壊されてしまったようです。看板にそう書いてありました。時代って恐ろしいですね。
ちなみにあと2つの山城は、「備中松山城(岡山県高梁(たかはし←よめなかった)市)」「大和高取城(奈良県高取町)」とのこと。三大なんとかとか、好きですよね。
日本史好き、お城好きの方にはたまらないスポットでしょう。お城の中の構造とか見られるともう少し楽しかったかもしれませんが、残ってないものなのでしょうがないですね。
しかし町並み、見つけられず
町並みはこちら、と書いてある案内に従って走行していたつもりだったのですが、途中から案内がなく、一番気になっていた夕暮れ時の古い城下町を見つけることができませんでした・・・。
残念ですが、タイムアップなのであまり深入りせずに去ることにしました。
圧の強い並びの看板(余談)
かなりどうでもいい余談ですが、岩村城への道のりで、「女城主」「平林たづ子」「アベ政治を許さない」という看板が並んでいる圧の強い場所があったのですが、あまりの圧に写真を取るのを忘れてしまいました。ものすごいパワースポットのハズ(後悔)
帰路につく
遅くなりそうなので高速道路を使って中央道で一気に帰ることにしました。
今回、「速旅」中央道ワイドコースを使用
今回はNEXCO中日本の企画商品であるツーリングプラン「速旅」の中央道ワイドコースを利用させていただきました。ので、伊那のインターまでは一般道の国道19号を使うつもりだったのですが、ちょっと遅くなりすぎそうだったので、岩村城から近いインターから入って伊那の手前で降り、伊那で入り直すという手段を使いました。
もう期間は終了してしまいましたが、1000円以上、節約になったと思います。ぜひ来年以降もやってほしい企画です。というか二輪の高速料金区分を設けてもう少しお安くしてほしいというのが最大の願いではありますが・・・。
おまけ
まとめ
今回は静岡、愛知、岐阜と東海中部地方で紅葉ハントしていくツーリングでしたが、結果的にすごくいい旅になったなと感じています。
食べ物も良かったですし、天気にも恵まれて景色もとても楽しめました。2日目は少し時間が押していた関係もあって、少し見たかったポイントが残っていました。そこはまた、次回以降の宿題ということでメモに残しておきたいと思います。
紅葉シーズンが終わると、しばらくツーリングライダーにとって気持ちのいい時期は過ぎてしまいますが・・・冬もこの調子で元気に走って行きたいと思います。(?)
ここまでお読みいただきありがとうございました。へば!
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